あたり前の日常を守りつづけるインフラ整備の使命を果たすために


 私たちの使命は、人々の暮らしを守る「礎」を築き、あたり前の日常を未来へつないでゆくことにあります。創業から50年、国内外のインフラ整備と共に発展してきた当社にとって、SDGsへの取り組みは、この使命の延長線上にあるといっても過言ではありません。
 建設現場の需要側(⼯事会社)と資材の供給側(メーカー)の間に立つ当社にとって、質の高いインフラ整備をプロデュースする上で最も重要なのが、何年も先を予測する未来視点からの着想です。
 被災地の復興、道路や下水管の老朽化対策、土砂災害の抑止をはじめとするさまざまな事業に、早くから「持続可能なインフラ整備」という未来視点を取り入れてきた当社。今後も人々のあたり前の日常を守りつづける企業として、SDGsの包括的な課題達成をめざしてまいります。
 


SDGsとは


 SDGs(エス‧ディー‧ジーズ)は、2015年に国連サミットで採択された「Sustainable DevelopmentGoals(持続可能な開発目標)」の略称です。世界中のすべての人々が豊かで平和に暮らし続けられる社会のために、国際社会が足並みをそろえて積極的に解決しなければならない課題を「世界を変えるための17の目標」として掲げています。
 建設現場の需要側(⼯事会社)と資材の供給側(メーカー)の間に立つ当社にとって、質の高いインフラ整備をプロデュースする上で最も重要なのが、何年も先を予測する未来視点からの着想です。



沖縄リビックにおけるSDGsへの取り組み


 当社は創業当時から社員一人ひとりの個性と創造性を重んじ、インフラ整備のプロ集団として、不可能を可能とするよう努力をしてきました。上下のないイコール‧パートナーシップは今も変わらず、人々のやりがいを創出するSDGsの取り組みにも生かされています。以下に当社の主な取り組みをご紹介します。


01 社員の健康を第一に、働きがいのある環境づくりを



やりがいを感じて仕事を続けるため心身共の健康が欠かせません。沖縄リビックでは年に一度、全社員を対象に定期健康診断、人間ドックを実施。有給休暇も気軽に取得できる環境で、社員一人ひとりが心身共に健やかで、働きがいのある環境づくりに努めています。


02 社員の成長と専門知識の習得を積極的に支援しています。



沖縄土木技術者交流会、沖縄地盤工学研究会、沖縄県測量建設コンサルタンツ協会、アメリカミリタリーエンジニア協会(SAME)などに沖縄リビックが参加し、沖縄の土台を新しくすることに努めています。


03 現場の知見と応用力を養うためにグループ会社への出向を実施しています。



強靭かつ安価で持続可能なインフラ整備は、当社にとって使命といえます。この使命を果たすためにはダイナミックな技術革新が必要であり、その原動力となるのが人材です。当社は人材育成の一環として岡三リビックへの出向を実施し、深い知見と応用力を仕事に活かせる人材の育成に力を入れています。


04 高年齢者雇用制度と共に技術の伝承を可能に



「改正高年齢者等雇用安定法」(2021年4月1日施行)に対応し、当社も65歳定年制度、70歳までの再雇用制度を制定しました。経験豊かなベテラン社員の継続雇用によって雇用機会の平等、ダイバーシティ(多様性)に対応した職場環境が実現し、有形無形の資源の伝承も可能となりました。

05 働き方改革により自由度が高く風通しのよい環境づくりを



当社は、高い経済生産性とディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の両立をめざし、在宅勤務制度、を導入。自由度の高い働き方改革を実現することで長時間の労働を削減し、働きやすい職場環境を創出しています。また、あらゆるハラスメントを徹底的に排除し、だれもが安心して働ける明るい職場の実現を目指しています。

06 寄付活動を行っています



当社は学生へのより良い教育のために、琉球大学への寄付活動を行っています。
実績:2019年度、2021年度(隔年毎)


沖縄リビックにおけるSDGsへの取り組み(商品編)


多数アンカー 式補強⼟壁⼯法



多数アンカー式補強土壁工法は、道路盛土、水辺の盛土、橋台取付け盛土など、様々な盛土計画箇所に適用できる日本オリジナルの補強土壁工法です。耐震性、柔軟性、安定性に優れたこの工法は、健全性調査技術に即した「診断対応型多数アンカー」により供用後のメンテナンスに応えます。また現場発生土を最大限活用することにより、天然資源の効率的な活用も可能にしています。



ジオプール工法



豪雨の多発等による雨水の流出抑制、雨水利用施設として設置するプラスチック製雨水浸透貯留槽です。防災の観点から、駐車場や公園の地下に設置することで持続可能なインフラ整備を実現。十分な強度、施工性に優れたジオプール工法は、コンクリート製に比べて大幅なコスト縮減が可能。あわせてAE-1本体は、業界で唯一容器包装リサイクル法の適用を受けている再生オレフィン系を適用することで環境負荷の低減にも貢献します。



TRIGRID®EXトリグリッド



軽量で適度な柔軟性、剛性をあわせ持つTRIGRID®EXは、急勾配盛土や地盤補強用のジオグリッドとして活躍しています。本品は、高強度ポリエステル繊維を芯材、ポリプロピレンを被覆材として複合させた格子状(グリッド)の地盤補強材で、耐衝撃性、耐候性、耐寒・耐熱性、柔軟性、さらに土との一体性に優れ、急勾配盛土や斜面を経済的に補強できるという特長を有しています。当社はこの技術をネパールのODA案件(交通インフラの整備)に提供し、同国の幹線道路の安全性改善、物流改善に寄与しています。



フラットパネル



一般的なL型形状の壁面材に対し、I型形状(フラットな形状)のフラットパネルは、TRIGRID®EXとの組み合わせによりL型形状と同等の壁面を構築します。平らな形状や軽量性にすぐれた特長をもつフラットパネルは、トラックやコンテナへの積載性、省スペース保管に優れ、TRIGRID®EXとともにネパールの道路インフラ整備に適用。同国の交通の安全性•利便性の改善に寄与しました。



ライナープレート



橋梁基礎の深礎や下水道の推進用立坑、山間部の地すべり対策用集水井、老朽化したトンネルの覆工など、日本が直面する「地盤の強化」と「老朽化対策」に幅広く貢献する材料です。材料の特徴は、ヘリコプターでの輸送が可能な軽さと高強度、高耐食性、さらに対応年数の長さにあります。ライナープレートは、今後ますます高まる防災ニーズに応え、安全かつ強靭なインフラ整備に貢献する製品です。



コルゲートパイプ



波付けされた薄い鋼板を半円形、円弧形に組み上げることにより、短時間でパイプ状の構造物が完成。軽量かつ高強度で排水路、骨材ビン、水槽といったインフラ整備に使用可能なほか、メタルの肌を生かして個性的な意匠にも用いられる資材です。当社は仮設構造物に使われたコルゲート商品について、その構造物を撤去した後、材料の買い戻しによる資源の再利用を実現し、廃棄物の低減に貢献しています。



高耐久性フェンス(トワロンIRワイヤ)



亜鉛めっきを施した心材と低密度ポリエチレン被覆とを協力接着させた線材です。空気・水分を心材から完全に遮断し腐食要件を極力排除しているため、強塩害地域のフェンスや海岸・河口地域のかごマットなど、従来品の被覆鉄線では容易に錆びる場所での使用に威力を発揮します。



SWライナー工法



既設管のマンホール内部に硬質塩化ビニル製の帯板をらせん状に巻き立て製管し、既設管内部に複合管として更生する工法です。最大の利点は、供用水を止めることなく迅速に施工でき、地域生活に影響を及ぼさないこと。適用管径800~1800mm、継手がなく水密性、耐震性に優れた更生管を形成することにより、強靭かつ安全で衛生的な暮らしをささえるインフラ整備に貢献しています。



J-TEX工法



J-TEX工法は光硬化技術を用いた管きょの更生工法で、既設本管内への材料の引き込み、空気による拡径、光照射による樹脂の硬化までの工程をスピーディーに完結させる技術です。類似する熱硬化工法に比して所定の強度・耐久性に達する時間が短縮されるほか、光硬化施工装置の小型化により運搬時のCO2削減、および道路占有の課題も軽減。損傷・老朽化した管きょの再構築が急がれる日本のインフラ整備に大きく貢献する工法です。



RCGインナーシールα工法



橋梁、トンネル、貯水タンクなど、コンクリート構造物の表面保護と内部鉄筋の腐食を抑制し、長寿命化に効果を発揮する表面含侵保護材です。粒子コロイド状の主成分のけい酸ナトリウム、けい酸カリウムを、1回塗りで要求性能を発揮します。また、退色性着色材は、無色透明なけい酸塩系表面含浸材の塗布作業を可視化することで施工品質の向上が図れます。完全無機の材料で環境にやさしいコンクリート構造物の長寿命化に貢献する材料です。








沖縄リビック株式会社は

人と地球の豊かな未来を創造する

企業として

国連サミットで採択された

SDGs

Sustainable Development Goals
(持続可能な開発目標)

に賛同し

より多くのゴール達成に向けて

誠実に取り組みを進めて

まいります。